苗場酒造(銘柄:醸す森、深然)新潟県

通常日本酒は、仕込みタンクに酒母を立て、添・仲・留と蒸米・麹・水を3回に分けて加え、アルコール発酵を行う、いわゆる「3段仕込み」で造ります。その方が、ある程度の品質を保ちながら大量生産できコストが下がるからです。それに対し、その作業を1回目の添だけで行うのが「1段仕込み(添仕込み)」です。
糖がアルコールに分解される途中の非常に若い段階で搾るため、14度程の低アルコールで、初期に出る芳醇な吟醸香とお米の甘味を残したまま、フレッシュで豊潤なお酒になります。
また、通常の日本酒の造りよりもお米が多く必要でコストが上がること、難しく繊細な造りのため一度に少量しか造ることができないことも、1段仕込みの特徴です。
しかし、この1段仕込みによって生まれる甘みと酸味、そして吟醸香は、発酵食品である日本酒の、ある意味原点といえる味です。
これが「醸す森」独特のフルーティーな味わいを生み出します。
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