田村合名会社(銘柄:純黒かめ仕込み、鷲尾)鹿児島県

芋焼酎の肝となるサツマイモですが、漢字で書くと薩摩芋となります。これは江戸の後期に沖縄に中国の唐の時代に沖縄が貿易の中で渡ってきた芋(カライモ:唐芋)を山川の徳光(とっこう)に植え栽培したのが始まりです。
当時、徳光では米造りの田んぼに適さない火山灰の土地で台風も多く農民は困窮していましたが、強風に強く土壌を選ばない唐芋の伝来によりその後起こる飢饉を幾度となく乗り越える事となります。やがて全国に唐芋が広まり、サツマイモと呼ばれました。
さつま芋畑は開聞岳を望む山川徳光地区にあります。そのような素晴らしい地域で明治30年創業以来、芋焼酎だけを造り続けています。
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