奈良萬　純米吟醸　酒未来　

奈良萬は地元産五百万石にこだわり生産してこられました。当時のマーケットを見ると多種多様な製品であふれており
奈良萬はこのまま五百万石だけこだわって生産していくのか？他品種も生産しなくてもよいのか？
もし他品種のお酒を出したときにコンセプトが違うと思われないかと心配されたそうです。いろいろな人に相談したところ、
その答えは五百万石以外の奈良萬を呑んでみたい！という意見が多数あり、勇気づけられ、
十四代の高木酒造さんから【酒未来】という米を譲っていただき「純米吟醸 奈良萬 酒未来」を造ることになったそうです。

口に含むと柑橘系の果実の香りが鼻に抜け、甘い印象ですが、
その後やさしい酸が顔を出し、ライトビターな味わいと混じり合いドライな味わいに
変化します。後口のキレが良く辛口に感じます。